伴走型支援に関するスクーリング受講

先日、龍谷大学福祉フォーラムで伴走型支援研修を行いました

その際、一般に言われている伴走型支援とはどのようなものなのかを知るために、日本福祉大学「伴走型支援基礎講座(オンライン)」を受講しました。この講座は書籍『伴走型支援』をテキストにして、同書の著者を中心とした講師陣による動画講座をオンデマンドで視聴するものです。全15回で22,000円は、大学が提供する講座としては必ずしも高額ではなく、書籍よりも図表が多く見られるなど情報は増えるので、書籍の復習にはいいかもしれません。

その後、別途関連するスクーリング研修を日本伴走型支援協会が開催しているので、申し込み、1月14-15日に日本福祉大学名古屋キャンパスで受講してきました。この講座は20,000円かかり、受講後には「伴走型支援士」なる資格が協会から付与されます。ただし、この資格の詳細はよくわからず、協会のウェブサイトでも「伴走型支援士の育成」というコーナーは「工事中」のままです(2023年3月7日現在)。また、以前からホームレス支援全国ネットワークが認定資格講座を経て付与していた「伴走型支援士」(こちらは1級、2級の別あり。)との関係性もよくわかりません。

スクーリングの参加者には福祉関係者が多かったのだろうと思います。私が受講した回では40名ほどが参加していました。4名のグループに最初から分かれて座席が指定されており、その4名で2日間のワークを続けるため、それ以外の受講生との交流はありません。(1日目の夜に懇親会が開かれたようですが、私は申し込みませんでした。)

今一度、書籍やオンライン講座の復習になったという点や、現場で活動されている福祉関係者の悩みにじかに接することができたという意味では、スクーリングに参加した意味もあったように思います。

追記:後日、伴走型支援士の認定証が送られてきました。参加者のグループLINEで「有効期限があるとは知りませんでした」とコメントされた方がいましたが、私も同感です。有効期限の必要性はいくらでも説明できると思いますが、それを事前に告知しておらず、更新の方法も現時点では不明である等、資格の設計は不透明だと言わざるを得ません。

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