滋賀県栗東市での住まいの記憶史調査

1月13-14日に、住経験サブゼミのゼミ生4名で、1泊2日で滋賀県栗東市を訪問しました。

今回は、官公庁が実施する「第2のふるさとづくりプロジェクト」の採択を受けた栗東市観光協会による事業の一環で、くらすむ滋賀さんが行われている「住まいの記憶史調査」事業を、観光振興のための体験コンテンツにできるかという実証実験という形で参加させていただきました。

1日目は栗東市観光協会・くらすむ滋賀の方々と金勝(こんぜ)のまちあるきを行い、地域の歴史を学びました。雪がちらつく中での散策となりましたが、金勝寺(こんしょうじ)などの訪問を通して文化財を見たり土地の歴史を聞いたりすることができ、とても楽しい時間を過ごしました。

その後、学生の住経験インタビューの発表をさせていただきました。専門的な視点から様々なご助言をいただき、学生一同、非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。「ご指摘を頂いたところを修正してもう1回発表したい」という声も聞かれ、より良いフォーマットを作り出せそうな経験になりました。

2日目は1日目とは打って変わって、快晴の中での活動になりました。午前中は走井(はしり)のお寺で住まいの記憶史調査を行いました。学生主導の記憶史調査ということで緊張も見られましたが、徐々に緊張も解け、終始楽しく会話をさせていただきました。語りの中で地域の人々や檀家さんとのかかわりが多く見受けられ、お寺ならではの住まいの記憶史をお伺いすることができました。自分たちが経験したこともないようなお話をたくさん聞くことができ、終始聞き手全員が興味津々といった様子でした。

そしてその後は左義長に参加させていただきました。ここでは他の地域の方々や、立命館大学の学生さんも一緒に活動を行いました。地域の方々と協力して竹を組み立て、正月飾りや門松を中に入れていき、藁や薪を燃料として焚き上げました。そして燃やした後の残り火でお餅を焼いて食べました。左義長を通してたくさんの方と交流することができ、帰るのが非常に名残惜しかったです。

今回の体験は初めてのことも多く、充実していてあっという間に時間が過ぎていきました。この場をお借りして、協力していただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

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