地理情報システム学会で報告

笠井賢紀・玉川英則・岡部佳世・飯守光太郎・飯田壮一郎・高宮圭介・花牟禮優大・村林颯太・中川敦之・竹山和弘・松本章伸(2022)「栗東歴史民俗博物館所蔵の地券取調総絵図の局地的歪みについて」地理情報システム学会第31回学術研究発表大会

地理情報システム学会(GISA)で上に掲げた口頭発表を行いました。口頭発表は筆頭著者の笠井が行い、当日は沖縄会場では玉川さん、松本さん、花牟禮さんが参加しZoomでは岡部さんが参加しました。

栗東歴史民俗博物館が所蔵する地籍図(地券取調総絵図)について、それら古地図群の歪みを分析しました。まず、全体的な歪みの特徴を知るために、すべての地図について角度のずれ、位置のずれ、大きさのずれの3種類を計算しました。それぞれは、回転、平行移動、拡縮の処理で補正可能です。

今回の発表では、そうした全体的な補正を掛けてもなお残ってしまう局所的な歪みについて、どのような理由でどのような特徴をもって生じたかを明らかにすることを試みました。

会場からも複数の助言や質問をいただき、今後の論文化に向けてさっそく動き出せそうです。なお、笠井、玉川、岡部、中川、竹山、松本の6名は立命館大学ARC-iJACに採択された共同研究のメンバーで、ほかの5名は地域社会論研究室(笠井ゼミ)の学部学生です。

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