科研費という国の研究費で、新しい学問領域を創出するような大きなプロジェクトに「学術変革領域研究」というものがあります。領域研究は、領域自体がさらに研究プロジェクトを公募する仕組みをとっています。
このうち、京都大学の月浦先生が代表を務める「生涯学」という領域で私(笠井)も「公募班」として採択され参加しています。2022年8月27-28日に南三陸のホテル観洋で初めて対面での「領域会議」が催されました。
もともと領域会議のメンバーである各班に公募班も加えるとかなり多くの研究者が関わるイベントです。私は、原則全員が発表する1日目夜の「ポスター発表」と、およそ半分ほどの班の代表者が発表する2日目の「口頭発表」の2発表を行いました。
まだ途上であまり成果が出せていない研究ではありますが、ポスターでも口頭でも暖かく次につながるコメントをいろいろいただけました。
南三陸には何度か訪れており、ホテル観洋には故・熊澤孝久さん(大津市社会福祉協議会相談員)と一緒に泊まった思い出があるものの、今回は宿の外に一歩も出なかったのは残念でした。
ちなみに、こういうイベントではめずらしく「相部屋」での宿泊で緊張しましたが、同室の先生方とも楽しく過ごせました。