日本生活学会第50回研究発表大会で報告

2023年6月11日に神奈川大学横浜キャンパスで開催された日本生活学会研究発表大会で次の4件の報告を行いました。

  • 竹山和弘・木村敏・笠井賢紀「住み継ぐまちづくりに向けた住まいの記憶史調査とその方法論の構築」(竹山和弘→木村敏→笠井賢紀と筆頭著者が代わり立て続けに3本報告)
  • 岩浅優花・笠井賢紀「家庭相談員の価値観形成過程」

竹山・木村・笠井の報告はNPO法人くらすむ滋賀として行ってきた「住まいの記憶史」プロジェクトの成果報告です。

竹山さんは、プロジェクト概要と調査事例および同プロジェクトのもたらす地域への効果について論じました。

木村さんは、農家の民家を生かした福祉施設の建設にあたり、所有者への聞き取りから1970年代当時を参照点としたことなどを論じました。

私は、記憶史と集合的記憶の理論からこれらの実践の学問的な位置づけを図りました。

当研究室の卒業生である岩浅さんは卒業研究を報告しました。滋賀県の市町で働く家庭児童相談室職員の生活史調査を通じ、同職の特徴を探ろうという内容です。

報告者とは別に、学部生が8人(ゼミ生6名、社会学受講生2名)が研究発表大会をみにきました。

ゼミ生たちが口頭発表に真剣に耳を傾けたり、ポスター発表で積極的にコミュニケーションを取る姿には励まされます。

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