慶應義塾大学には学事振興資金という研究費があり、今年度はこれに採択されました。
- 「住民自治組織の制度化に関する研究―滋賀県栗東市の講から自治会までの調査を基に―」(研究代表:笠井賢紀/単独)
伊勢講に関する研究は無数にあります。本研究では信仰集団や親睦集団としての性格ではなく、住民自治組織としての講の性格に着目した研究を進めてみたいと思っています。
調査地域で伊勢講の勘定帳を中心とした史資料をお借りしたので撮影していきます。その後、翻刻したり表にまとめたりしながら、研究の糸口を探っていく作業です。
どこの地域にでもあるものの、なかなか活用されていない史資料をどう活用して地域社会の分析に活かすかという資料活用法や情報処理法の議論も深めていきたいものです。