教員免許状更新講習を初めて担当

所属先の龍谷大学では夏休みに教員免許状更新講習を開いています(国は2007年・教育職員免許法改正、2009年・教員免許更新制導入)。

担当できる者の最初に「大学の教授・准教授・講師など」と挙げられており、前から関心はあったのですが、今年度初めて手を挙げて担当することにしました。免許状更新講習は「最新の知識技能の修得を目的とする講習」ということで、先生方に少しでも役に立つものになるといいと考え、次の2科目を開講しました。

  • 2017年8月3日
    • 地域社会を支える仕組みを学ぶ~住民自治組織と公的ボランティアを中心に~
  • 2017年8月4日
    • 語りから未来を紡ぐ~対話を生みコミュニティを作る方法~

1科目につき1日かかります。いずれも選択科目なので、こうした科目を3科目(18時間以上)受けるのが免許更新には必要なわけですね(ほかに必修科目、選択必修科目もあり)。


1日目の「地域社会~」は講義中心で、ひたすら講師である私が話し続けるスタイルを取りました。

  1. 住民自治組織論とコミュニティ論
  2. 地域内分権組織
  3. 公的民間ボランティア
  4. 子どもの社会化

という4コマの構成で、それぞれ事例を交えてお話をしました。教科書的な内容がどうであるかを押さえつつ、自身の研究の知見もふんだんに入れ「最新の知識」を意識しました。

住民自治組織の既存分類批判は、やはりあまり関心を持っていただくことはできませんでしたが、地域を支えるボランティアの話や、民俗と地域といったテーマは興味をもたれたようです。

「教師」として「母」として「地域住民として」、何というか…「芯」となるお話を聞かせていただいた気がします。

実体験、インタビューをもとにされて、構成された内容で、説得力がありました。

(アンケート「総合的に満足だ」96%)


2日目の「語りから~」はワーク中心で、1日掛けたワークショップという感じです。

前半は昨年、福祉フォーラム専門セミナーで担当した同名の研修を踏襲し、互いの人生を聞き取り年表を作るワークでした。

後半は、毎年担当している同名の講義科目での経験を参考にしました。作った年表や、それにまつわるさらに深い聞き取りを元に、「今、ここで偶然集まった人たち『だからこそ』できる社会的な取り組みを考えよう」というワークです。

ワークに慣れている方も多く、スムーズに進みました。教育の現場でどのように活用して下さるか楽しみです。

ここ数年、胸の中に秘めていた(?)漠然としたやりたかった事を言葉にして伝えることができて、なんだかまだドキドキしてしまっています。

先生の語り方や場の設定、しっかりと目的を伝えてから活動を始められる所など、安心して語れる雰囲気づくりが参考になりました。

うまく話題を提供していくことでお互いを理解し、つながっていくことは、小学校の授業の中でも取り入れられることと思います。

(アンケート「総合的に満足だ」100%)


追記:今回の教員免許状更新講習をきっかけに、受講された現職の先生から講演をご依頼いただきました。同講演についてはこちら

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