こんにちは。笠井ゼミ5期生の久原豪騎です。


笠井先生の留学のご都合により新ゼミ生を迎えずにスタートした今学期ですが、ワーホリに行っていた2人の復帰に加えてゼミ外との積極的な交流を予定しており、これまでに増して活気のあるゼミにしていきたいと思っています。

さて、4月30日の第3回のゼミでは、笠井先生が指導教員として担当されている通信課程の方と研究報告会を行いました。普段キャンパスで関わりを持つのは、現役にせよ浪人にせよ高校から社会を経由せずに大学に進学してきた学生がほとんどなので、働きながら大学に通われている通信課程の方との交流は大変勉強になりました。

通信生の方々の研究は各自の生活と密接な関わりがあるテーマを扱っており、その分当事者としての問題意識が強かったように思います。そして、それを個人や個別の組織の閉じた問題として扱うのではなく、社会一般に対して問題を提起していくところに、社会学の意義を感じました。それに比べると私の研究は浮足だったモラトリアム人間の駄々に思えないこともないのですが、そんな研究にも関心を示してくださったのが救いです( ; ; )

また、通信課程の場合、指導教員の指導を受けられるのが一学期に一回という規定があるため、毎回の研究報告がとても貴重な機会であるということでした。(笠井先生の場合は一度に限らず指導を受け付けているそうです。)発表用スライドが100枚を超えているという方もいらっしゃいました。時間が限られていたため発表で伺ったのはその内のごく一部だったと思いますが、それでも大変情報量が多く、入念な準備が感じ取られました。

小中高大と進んで就職と同時にお勉強も卒業、では勿体無いなーなどとふと思うことがある身としては、社会に出てから何らかの問題関心を持ち、大学でそれを追求するって素晴らしいことだなと素朴に感じました。とはいえ大学に通うことが様々な条件を要求する以上、そのようなことを気軽に発言するのもナイーブかとは思うのですが。

また、30日はゴールデンウィーク真っ只中だったので3月に卒業した4期生に声をかけたところ、直前の連絡だったのですが5人も集まってくださり、夜ご飯に行きました。3限から遊びにきてくれた先輩が熱心に質問するところを見て慣れ親しんだゼミの光景を思い出していたのですが、仕事終わりに駆けつけてくれた先輩の姿は4期生がもう学生ではなく社会人であることを無理やり認識させてくるので、変な感覚に陥りました。僕は残り1年になってしまった大学生活、1年の大半が休日であるこの大学生活(数えてみたところ年間休日は少なく見積もっても220日)を絶対に手放したくないのですが、ゴールデンウィークに11連休を取得した先輩の話を聞いて少し元気が出ました。ひとまずは進路を決めてしまって「真の自由」を手に入れたいところです。

それでは、また次回の更新を楽しみにお待ちください。

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