「街の先生」というボランティア登録をしている横浜市金沢区で、夏休みの小学生向けに開かれた子どもワークショップを開きました。私は登録分野が家族史と漢字で、家族史の方は先日ギャラリー展を開いたので、今回は漢字ワークショップにしました。
小学2年生2名、4年生2名、6年生1名の5名と、保護者2名が参加してくれました。募集や会場の準備などは区役所がしてくださったので、私は内容の準備と当日の運営だけが担当です。当日は、参加者とは別に漢字好きの小学2年生がアシスタントを務めるとともに、研究とは関係ないにも関わらずセミ生2名も手伝いに来てくれました。
最初に、参加者それぞれが好きな漢字を紹介し合い、その後「難しい漢字」とはどういうことなのか、具体的な例を挙げながら考えてみました。
ちなみに、私が好きな漢字として挙げたのは「恕」です。部品が全部簡単(女+口+心)なだけでなく、「怒」(女+又+心)と一部変えるだけで反対方向の意味になるのもおもしろいですね。ただ、大人たちは「怒」は簡単だけど「恕」は難しいと考えがちである中、子どもにとっては両方簡単な漢字です。
学年や級ごとに割り当てられた漢字を覚えるのも大事ですが、そういった枠にとらわれず、字そのものを楽しんでもらいたいというメッセージは参加者にも伝わったと思います。
区役所で開催されたので、途中で15分ほど区役所内を散策して知らない漢字を集めてみようというコーナーを設けたところ、それが一番楽しんでもらえたようです。
以前自分で作った漢字パーツを組み合わせるものも、暇つぶしに役立ったようでよかったです。