ゼミ生の卒業論文は個人研究の成果です。そのため、一人ひとりが異なるテーマ・対象で取り組みます。
2期生のIさんは児童虐待関連の援助職専門家に関心を持ちました。そこで、教員(笠井)から滋賀県内の児童相談所や家庭児童相談室の方たちを紹介し、またIさん自身がそれらの方たちから紹介を受け、生活史(人生史)の聞き取りを進めています。
今日は教員が講師を務める滋賀県援助職交流研修会が開催されたのでIさんも滋賀に同行しました。
今後、生活史の聞き取りに協力してくださる方を募ったところ、実に20名以上(!!)の方が協力を申し出てくださいました。もちろん、未来の(4期生以降の)ゼミ生で、同じように関心を持つ人がいれば、Iさんの研究を引き継ぎ発展させることも可能です。
関心を持ったことがあるとき、なんでも一人でやらないとダメなのではなく、必要に応じて専門家や対象者を紹介してもらったり、実践の現場に入れたりするのも、ゼミの良い点です。