ARC 2021年度成果発表会で報告

立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点(iJAC)にて、2021年度国際共同研究(個別テーマ型)として採択されていた「口述史と資料に基づく生活空間のGISデータベース化:滋賀県栗東市の旧街道筋集落を中心に」(研究代表:笠井賢紀/ほか共同研究員5名)について、成果発表を行いました。成果発表会はARC主催でZoomにて2022年2月25日-26日に行われました。

質疑応答込みで15分とのことだったので14分ほど、次のスライドを用いて、研究代表の笠井賢紀が発表しました。

当初は、(1)既存研究(笠井, 2019)からの地理空間情報の抽出と可視化、(2)新規収集する口述史を用いた地理空間情報の抽出・可視化と生活空間の分析を計画していました。

しかし、コロナ禍により(2)が私たちが思ったほどは進められなかったため、新たに(3)博物館所蔵史料の整理・撮影を加え、栗東歴史民俗博物館所蔵の「字限図」の全件撮影を達成しました。

次年度は字限図のデジタルアーカイブ化、地券取調総絵図の撮影とデジタルアーカイブ化を基礎的な作業とし、それらのデータを用いた生活空間の分析に取り組もうと考えています。

質疑応答

会場よりY先生から次の二つの質問をいただきました。

  1. 時代はどこまで遡る予定があるか。
  2. ベースマップとしてゼンリンのマップが使えるのではないか。

以下、その場で回答した内容と、括弧書きで追加の見解を記します。

時代については、研究メンバーの能力的な制約も考慮し、加えて現代社会に連なる変遷を連続的に追跡することを目指すので、現実的には明治時代以降になるのではないかと回答しました。(このことについては、質問・回答ともに7月30日のARC Daysと同様です。)

ゼンリンのマップについても調べて利用を検討すると回答しました。(当研究プロジェクトは東京大学のCSISでデータセットの利用許可を得ているため、Zmapを利用可能であり、既に作業で用いています。ただし、明治期、大正期、あるいは昭和期も多く扱う研究であるためベースマップとしてどのように用いるかは検討を続けます。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。