2020年度春学期 第11回・第12回ゼミ(7/15・7/22)

 こんにちは!暑い日々が続き、外出るのもためらう季節ですね…。
 春学期ラスト2回のゼミを振り返りたいと思います!!!👍


【第11回(7/15)】
 1コマ目はEグループの研究進捗発表。ゼミ生の研究テーマは多様ですが、特にEグループは地方・農村に着眼したものと、都市部を研究対象地としたものに分かれていて、地域社会論研究会らしい、興味深い発表でした。

 その内容は、「誇りの空洞化」や地方紙をめぐる地域への愛着に関する議論、都市部のマンションにある地域共用スペースに関する話題などなど。ゼミ生の中には地方を故郷とする人も多く、青森から九州までそれぞれの地元の話を聞けるのは面白いです。東京生まれ東京育ちの身からすると、帰れる故郷やコミュニティがあって、誇りを持って地元について語れるのは羨ましい限りです。

 2コマ目は移動の社会学を専門とする映像エスノグラファー、大橋香奈さんにオンラインでお越しいただいてご講演を賜りました。


 日本の企業を退職後フィンランドへ渡り、言語だけでなく映像も使って調査研究することを決意。現在は映像エスノグラファー、また大学講師として多方面で活躍されています。自身の生い立ちやバックグラウンドを丁寧に語ってくださり、人生の決断における「軸」について問いかけてくださいました。迅速な判断と、軽いフットワークをモットーにした生き方の背景には、多様な価値観に触れ、判断材料を豊富に持つ大橋さんの「底力」のような強いエネルギーがあるように感じました。

 また、国内外の引っ越しを20回経験され、「ホーム」を単に位置情報としての場所ではなく、関係性の拠点として捉える考え方もかなり新鮮でした。🌱



【第12回(7/22)】

 第12回本ゼミは春学期最終ゼミでした!!

 1コマ目は春学期最後の研究経過発表ということで、児童館の建築と、ボランティアをめぐる地域互助をテーマにした2人からそれぞれ発表がありました。夏休みを迎えるにあたり、笠井先生から、生活史調査の意義を今一度確認すること、そして調査前・調査後の準備をどれだけ進められるかが重要であるとの助言がありました。



 2コマ目は久しぶりにグループディスカッションで、前期のゼミを振り返りました。他のゼミの様子を共有したり、秋学期はこんなことしたい、といったアイデアを出したり…。


 個人的に振り返ると、ほとんどが面識のないままスタートした前代未聞のゼミ活動でしたが、少しずつみんなのキャラクターが見えてきて充実していたと思います!これだけ多くのゲストの方にお越しいただけたのも、笠井さんの驚異的な人脈に加えて、オンライン開催だったことが大きいと感じます!👐

 でもやはり、オンラインではコミュニケーションに限界も感じるので(例えば、話し始めるのに勇気がいる、同時の複数会話が難しいなど)秋学期は三田キャンで会えることを切に願っています。


(ちょこっと呟き。)

 学部2年生の中には、そろそろ気になるゼミを調べてみたりする人もいるのではないでしょうか。今年度開講の当ゼミは、公式Twitter等での情報発信はしていないので、結構ミステリーな研究会だと思うのですが(笑)、このゼミ生投稿で何か参考になることがあれば嬉しいです!🙋 

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