福祉フォーラムシンポジウム「自分たちでつくる福祉」主宰

今日は龍谷大学福祉フォーラム20周年記念シンポジウム「自分たちでつくる福祉」を開催 しました。(本日は20周年を振り返るような内容はしていません。)

高成田健さんからはワーカーズコープの沿革、理念、現状、展望について過不足なく丁寧に整理して報告いただき、田中さんからは滋賀県での実例をご紹介いただきました。

中西大輔さんからは、地方創生と共生支援との関わり、そこにおける自治体の役割、そして滋賀県内の「雇われない働き方」の事例をご説明いただきました。

後半の司会は佐々木聡さんにお願いしました。

パネルディスカッションの進行にあたり、佐々木さんからは、ワーカーズコープや雇われない働き方が、これまでバラバラだったものをつないでいく働きをしていると整理がありました。その上で、自助・互助の基盤が弱まっているという現状認識についてと、ワーカーズコープの意義についてパネリストに問われました。

制度、実践のいずれも新たに学ぶことばかりでした。思いっきり福祉分野にかかわることでありながら、福祉の領域(どこ?)で十分に認知・議論されているとは思えない労働者協同組合の話題ですが、その基礎から最新動向まで幅広く学べるいい機会になりました。

なお、シンポジウムの副題に「雇われない働き方」とありますが、今般の労働者協同組合の法制化の議論では、「雇用」の関係になっています。つまり、「労働者協同組合=雇われない働き方」は法制化の議論においては、不正確ですのでご留意ください。

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