短期国外研究員スタート

龍谷大学では専任教員向けに研究員制度があり、【国内研究員】【国外研究員】と、それぞれについて1か月以上3か月未満の「短期」が用意されています。僕の所属する学部では2年前に予約して、学部に承認されればこの制度を使えます。

今回、赴任して始めて短期国外研究員となり、龍谷大学の交換留学生もお世話になっているバルセロナ自治大学(UAB)通訳翻訳学部に受け入れていただいて、8月と2月に1か月ずつの2ヶ月間、在外研究を行うことになりました。

今回の8月は予備調査と位置付けていて、バルセロナに自分を慣らしつつ、2月の本調査に向けて少しでもアポ取りや人脈形成ができるといいなと思っています。そのあたりはぼちぼち書いていくとして……。


8月7日に近畿圏、特に滋賀を台風が襲ったので不安でしたが、8月8日の早朝に伊丹空港へ行き、無事に飛行機に乗りました。今回の旅程は伊丹→羽田→フランクフルト→バルセロナと飛行機3本を乗り継ぎです。

羽田・フランクフルト間では本を1冊読み、「君の名は」や「パン」(ピーターパン)の映画をみたり、寝ながらどうにか12時間過ごしました。乗り継ぎのフランクフルト空港が広くて、搭乗口に30分掛けてたどり着いたらすぐに搭乗でした。

フランクフルトで既に耳の痛みは感じていたものの、バルセロナに着く直前から猛烈に痛み始めたので(航空性中耳炎)、数日、痛みが続くかもしれません。

予定より30分遅れて、4年ぶりのバルセロナに着くと20時過ぎなのに明るいことと、標示がいわゆるスペイン語と英語だけではなく、カタルーニャ語も併記されていることに「そりゃそうだ」と思いつつもあらためて気づかされました。

カタルーニャ広場(21時ころ)

インターネットでバスのチケットもとってあったので、空港からカタルーニャ広場までのバスにもさっと乗れて、明るいうちに広場に着くことができました。

 

4年前もこの広場にきて、あのときは「3路線のガイド音声付き観光バスがあるのか」と知り、サグラダファミリアやグエル公園にいったのを思い出しました。

広場で子どもたちがボール遊びをしていました。地元の子でしょうか。

FGC

今回はすぐにFGCへ。切符の自動販売機が完全にカタルーニャ語だったので少し不安でしたが、無事に切符を買い、乗り込みました。

 

日本のローカル線でよくある、ボタンを押すと開閉するドア。席には充電用の電源もあります。そういえば空港からのバスもUSB充電ができるようになっていました。

21時半発と遅めだし、バルセロナから離れていく路線だからか、乗客は少なめ。今回は1ヶ月間、大学構内のVila Universitaria という団地に滞在することにしていたので、Bellaterraという駅で降りて真っ暗な道を上って行きます。今日は月がすごく近くてきれいでした。

Bellaterra駅(22時ころ)
Vila Universitariaの居室(Qタイプ)

Vilaの受付を探すのがたいへんかなあと思っていたけれども、案外わかりやすいところにあり、スタッフが(時間はかかったけれども)特に問題なく予約通りに会計を済ませルームキーを渡してくれました。

部屋は2人で住めるような広さで、収納も多く、台所や冷蔵庫もついています(僕は自炊しないと思うけど)。

WiFiはオープンアクセスのものが飛んでいたけれども怖いのでそれは使わず、さすがは大学、eduroamも飛んでいたのでそれで繋ぎました。有線LANケーブルも持ってきていたのでPCをつないでみたら、ゲストログインでふつうに使えるようです。


国内も含めると飛行機3本、バス2本、電車2本に乗り、くたくたなので、今日はいったん寝て(ただいま24時7分)、時差ぼけや耳の様子をみながら、明日は無理せず、大学構内を散策してこようと思っています。

2 Replies to “短期国外研究員スタート

  1. 笠井先生
    国外研究員としての海外研修お疲れ様です。たくさん習得されて帰国された先生の授業をいちばん喜ぶのは在校生(ゼミ生も含む)ではないでしょうか。学生は幸せですね。何はともあれ、健康には十分留意されて研究にお励みください。

    1. 二宮様、いつもありがとうございます。
      お言葉の通り、ぜひ学生たちに海外での経験を伝えたいと思います。

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